しろくてあかくてまぁるいやつ。
あさ。
ぼくのうちに、うちゅうせんが。
ふじちゃくしたんだ。
したからながめていると、くるくるとしばらくまわって。
なかから、しろくてあかくてまぁるいやつがおりてきた。
ぼくよりいくらもまるくてちいさくて、たいしたことはないさとおもった。
けれどだんだんとちかづいてきて、ぼくのおしりをつっついたり
ぼくのまわりをうろうろしだしてちょっとめいわく。
きみはなにしにきたの?
ぼくはすこしいやなひょうじょうをしてきいてみた。
そしたらあのめがねがここにつれてきたんだよって。
ははん、ぼくとおなじじゃないか。
あのめがねが、あっちにこっちにとぼくをそうしたように。
このまぁるいやつもすくわれてちいさなうちゅうせんにのせられて、
ここにつれてこられたんだ。
しんきんかんがわたいたし、じかんがたつとなかなかいいやつ。
そう、おもえてきたんだ。
だから、ぼくたちおともだちになれそうだねって。
しろくてあかくてまぁるいやつにいったんだ。
そしたらこういったんだ。
きみはそうながくはここにいられないよって。
あとにじゅう、あさをかぞえたらきみはまたつれていかれるよって。
だからながいおともだちにはなれそうにないって。
そうおしえてくれたんだ。
あのめがね、またなにかをたくらんでるんだ。
またぼくをちいさなうちゅうせんにのせて。
どこかにつれていくきなんだ。
やれやれ。
こんどはどこにつれていかれるんだろう。
ときどきしょくじをくれるけど、わりにあわないやまったく。
まぁるいやつとはしばらくのおともだち。
だけどいいやつだし、たいようがでてきたからきもちよくて、
いっしょにぐるぐるおよいでいたんだ。
そしたらこんどは、
めがねがなにかのぼうをぼくのうちにつっこんできて、
みずをぬいたりいれたりしてきた。
これはまえもそうだったからすこしはなれてる。
めがねはぼくたちをにたりやいたりして、たべたりはしないみたい。
そのしょうこにそのぼうからでてくるみずはとてもきもちいいんだ。
だからすこしめいわくだけど、このさぎょうというやつはきらいじゃない。
でも、すこしぼくをほうっておいてほしいんだよね。
すきにおよがせてくれないかなとおもう。
そんなにわるいやつじゃないとはおもうんだけど、
まいにちまいにちのぞきこんであれだこれだといじるんだ。
すこしうざったいのよね、めがね。
続きは、また追々。
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